「ロックの日」施錠を呼びかけ 鹿角市

「ロックの日」施錠を呼びかけ 鹿角市

 鍵かけを呼びかける「ロックの日」にあわせ、警察官が注意を呼びかけるキャンペーンが鹿角市で行われました。

 6月9日は数字の語呂合わせから、鍵かけを呼びかける「ロックの日」にも設定されています。

 これにあわせて9日、鹿角警察署の警察官4人が鹿角市毛馬内のスーパーの店頭で、注意事項が書かれたティッシュを買い物客たちに配りました。

 注意点として、盗難の被害にあった自動車、自転車の多くが無施錠であったこと、住宅への空き巣の被害は、鍵のかかっていない玄関や窓から侵入されたことなどが示され、鍵かけの重要性を訴えています。

 そのうえで、「貴重品を車内に置かない」「自転車には2つ以上の鍵をかける」「外出時は短時間でもすべての出入り口や窓に鍵をかける」などの点を呼びかけています。

 訪れていた60代の女性は、「最近は物騒だと聞くので、どこに行く時も家の鍵をかけています。車もです」と話していました。

 警察によりますと、去年1年間に鹿角市と小坂町であった刑法犯の認知件数のうち、およそ6割の24件が窃盗犯でした。

 鹿角警察署生活安全課の黒沢貴洸(たかひろ)主任は、「自分は盗まれないだろう、泥棒は来ないだろうという過信が無施錠につながっています。わずかな時間でも車、自転車を止める時、外出する時は、必ず鍵をかけてほしい」と呼びかけています。

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