鹿角市の6月議会は6日開会し、阿部義弘教育長の再任案が同意されました。笹本市長以下の二役が、それぞれ続投の形で固まりました。
6日の本会議で笹本市長は、任期満了を迎える阿部教育長の再任を提案し、「教育行政の見識が高く、信望も厚い」と同意を求めました。
これに対し議会側は、議長を除く議員17人全員が同意しました。
阿部教育長は八幡平熊沢に住む69歳。花輪小学校長など教職を経て、3年前に教育長に就任しました。
2期めとなる次の任期は、来月11日から3年間です。
再任が決まったあと、議場で阿部教育長があいさつに立ち、取り組みの筆頭に学校教育の充実を掲げ、「引き続き子どもたちの健康と安全を守ることを第一とし、居場所となる学校づくり、自主性を育む教育活動を図る」としました。
さらに、「市民の生涯学習の推進、文化、芸術活動の推進、スポーツの振興、有形、無形文化財の保存、活用の促進などに全力で取り組んでいく」と述べました。
4月に就任した笹本市長は、副市長、教育長の二役の続投を望み、いよいよ体制が固まりました。
それぞれの実績に期待するとともに、自身の就任直後の組織の刷新を控えて、安定をめざす姿勢が表れています。
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