地域の国際交流を進める鹿角市の組織が、在日外国人と共生する社会づくりなどに取り組んでいくことを決めました。
これは鹿角国際交流協会がこのほど開いた総会で決定した事業計画によるものです。
協会では、地元で外国人就労者が徐々に増えるなか、生活をサポートする体制づくりを4年前から5か年計画で取り組んでいます。
今年度も昨年度に続き、市内に住む外国出身者と市民が交流するイベントを計画していて、スポーツとランチをセットしたものが想定されています。
また、市内の通訳、翻訳の協力者をリスト化した「通訳バンク」について、実用的なものにするためのリニューアルが予定されています。
いっぽう、外国出身者向けの日本語教室だけでなく、日本人が外国人に分かりやすく日本語を伝えるための日本語教室も設定されています。
ほかに、外国人向けの相談窓口の運営や、鹿角市の友好交流都市、ハンガリーのショプロン市との交流の催しなども継続されるということです。
協会では、「地元の受け入れ態勢が整い、外国人が暮らしやすさを感じられれば、さらなる呼び込みにつながり、地元経済への手伝いにもなる。多文化共生をていねいに進めたい」としています。
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