支援拡大で山車が増加 小坂七夕祭

支援拡大で山車が増加 小坂七夕祭

 小坂町の伝統行事「小坂七夕祭」が、ことしも8月の第一土曜と日曜に行われることが決まりました。山車の減少を受け町が支援を拡大した結果、新規の参加と再開が出ています。

 小坂町七夕祭振興会の会議が3日、交流センターで開かれ、ことしの祭りの実施要項について通常どおりと決めました。

 祭りは8月の2日と3日で、町内運行が初日の午前9時から午後9時までと、2日めの午前8時から午後6時までです。

 また合同運行は2日めの午後6時半からのセレモニーに続き、7時半から明治百年通りで行われます。

 いっぽう、町が今年度、山車の参加に関する支援策を拡大した結果、コロナ禍以降は4台のみの状態が続いていましたが、ことしは7台に増える見とおしが会議で示されました。

 増えた山車は、2つは友人のグループと保育所の保護者会を中心とした新たな参加。もう1つは、自治会によるコロナ前以来、6年ぶりの再開です。

 町の支援策は、従来の山車製作にかかる1団体あたり30万円の助成金に加え、山車の小屋や台車、太鼓など大掛かりな購入、更新の費用に対する、上限50万円の費用全額の補助金が追加されました。

 さらに、古館の町有の駐車場の一角について、山車の製作場所として無償で提供されるとともに、電源が使えるようになったほか、通年の保管場所としても無償で貸し出されます。

 振興会の会長を務める細越町長は、「祭りの伝統をつなぎたい、町を盛り上げたいという若い人たちの気もちを大事にした。参加が増えて、若者が町を誇りに思い、定住につながってほしい」と話しています。

 このほか打ち上げ花火を盛り上げようと、予算が例年の2倍あまりに増やされました。

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