鹿角市の女性議員と市民の対話会が開かれ、議員3人の思いに市民たちがふれました。
鹿角市の議会はことし3月の議員選挙で、4年ぶりとなる女性議員が3人在籍することになりました。
これを踏まえ、市民が女性議員に求めていることの調査などを目的に、別の議員が企画した対話会が1日、花輪市民センターで開かれました。
市民40人あまりを前に、女性議員3人が公約とその実現のための具体策を話したり、市民の質問に答えたりしました。
市民の声をどのように聞いているかを問われた安保真希議員は、「声を聞く会を開くスタイルでは受け身になりかねないので、町を歩いたり、地域の活動に入っていくなど、日常的に話をする機会を増やしている」と説明しました。
公約の実現に向けた具体策について保田直美議員は、「政治カフェみたいなものを定期的にやりたいし、定例会では毎回質問をしたい。市民の声を、スピード感をもって市に届けたい」との考えを示しました。
議員のパワハラの疑いが指摘されるなか、職員との接し方を問われた奈良明日香議員は、「思いやり、尊敬がなければ問題は起きる。最低限の道徳を忘れず、みんなでつくり上げていく鹿角市にできるといい」と話しました。
訪れていた60代の男性は、「女性というより、新人議員たちの思いを聞けて良かった。もっと議員としての勉強をして、小さい声を取り上げ、大きい視点をもつ議員になってほしい」と話していました。
対話会を企画した丸岡孝文議員は、「女性議員がほしいという声が市民に多くあり、今回3人も一気に誕生した。女性議員がいなかった4年間の思いを3人に伝えていってほしい」と話しています。
(写真はクリックすると見られます)