秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の平均感染者数が前の週からわずかに減ったものの、依然、県内の保健所管内で最も多くなっています。
急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、鼻水など、かぜの症状の患者を取りまとめたもので、インフルエンザや新型コロナなどの患者も含まれます。
県が29日に発表した、今月25日までの1週間の感染症の発生動向です。
大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設での急性呼吸器感染症の平均感染者数は102.5人で、前の週からわずかに6%減りました。
ただ平均感染者数は県全体の平均のおよそ2倍となっていて、調査が始まって以降およそ1か月半にわたり県内に9つある保健所管内のなかで最も多い状況が続いています。
そのうちインフルエンザの患者は2人、新型コロナの患者はいません。
県全体の急性呼吸器感染症の流行は、定点の25の医療施設の平均感染者数が52.56人で、前の週から7.7%減りました。
いっぽう、管内の幼児向け教育・保育施設でインフルエンザの集団感染が確認されました。