クマの人身事故受け注意呼びかけ 鹿角市の笹本市長

クマの人身事故受け注意呼びかけ 鹿角市の笹本市長

 今月18日、国立公園の八幡平でクマによる人身事故が起きたことを受け、鹿角市の笹本市長が事故後の対応を説明するとともに、市民に万全の対策を呼びかけました。

 八幡平の鹿角市と仙北市の境の登山道で今月18日、登山中の能代市の48歳の男性がクマに襲われてけがをしました。

 26日の定例記者会見で笹本市長は、「悪天候で見とおしが悪いなか、親子グマに遭遇して襲われた」と状況を説明しました。

 事故後の市の対応として、主な登山口に看板を設置して登山者に注意を呼びかけていることなどを示しました。

 そして市民に対し、「登山の際はクマの出没情報などを確認しながら、万全な対策をしてほしい」と呼びかけました。

 いっぽう笹本市長にとってこの日が初の定例記者会見となり、就任後の思いを記者に問われ、「私の指示、メッセージがダイレクトに市政や、市民一人一人のモチベーションに影響することを実感している」と話しました。

 そのうえで、「市長である限り、市に関わるあらゆることを毎日勉強しないといけないし、市民との対話を繰り返して、信頼関係や施策のアイデアにつなげられるよう、時間がないなかでも一秒一秒を大事にしたい」と述べました。

 また、「要望などで上京した時は、鹿角市を代表しているとひじょうに感じるし、国や企業に対し最高のパフォーマンスができるように頑張っていきたい」と意気込みました。

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