鹿角市消防団で副団長などを務めた鹿角市花輪の児玉忠幸さんが25日、がんにより亡くなりました。69歳でした。
児玉さんは鹿角市消防団に昭和53年に入団し、副分団長、分団長、それに副団長を歴任するなど、45年にわたり消防団員を務めました。
また、かづの農協では、職員トップの総務部長や、子会社「アニモ」の設立にかかる準備室長などの要職を担い、常務として理事も務めました。
ほかにも民生委員や自治会長も担うなど、地域を守る活動を大事にしていました。
消防団の活動をめぐり児玉さんは、「災害が多発するなかで、共助が必要だ。集落の人が力をあわせて、自分たちの地域を守っていけるようにしなければいけない」と話しています。
消防団でお世話になったという男性は、「地元愛が強く、消防団の活動を大切にしていた。厳しい面もあったが、面倒見の良さで、人を助けていた」と話していました。
火葬は29日午前9時半から鹿角斎場であります。また通夜は30日午後6時から、葬儀は31日午後1時から、花輪旭町の「虹のホールかづの」で行われます。
喪主は父の喜一さん。自宅は鹿角市花輪上台です。