自動車の整備状況を抜き打ちで検査しながら、点検の実施を呼びかける街頭指導が鹿角市内で行われました。
これは、国土交通省秋田運輸支局などが、抜き打ちで、県内各地で定期的に行っているもので、地元の交通協会によりますと鹿角市内での実施はおよそ2年ぶりです。
19日、花輪下川原の国道の駐車帯で行われ、運輸局や警察、交通協会、それに自動車整備会社などからおよそ10人が集まりました。
そして国道を走っている自動車を駐車帯に誘導し、ウインカーやライトが適正に作動するかなどを1台ずつ確認しました。
またドライバーたちに対し、不正改造をしないように呼びかけるチラシを配りました。
このチラシには、不正改造の自動車やオートバイに乗っている人だけでなく、不正改造を施した人にも罰則があることや、部品をインターネットで購入する際に注意が必要なことなどが書かれています。
参加者によりますと、これまでの活動では、車検切れや、ライトの故障、また、タイヤが車体よりも外側にはみ出た不正改造などが見られているということです。
秋田運輸支局の山口侑(ゆう)陸運技術専門官は、「走行中に外れたタイヤが近くにいた人にあたり死亡する事故などが起きています。点検の重要性を街頭指導やキャンペーンなどで伝えていく」と話しています。
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