中高生が地元で大学の研究を体験へ 鹿角市

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 鹿角市は、地元の中高生が大学の学びを体感しながら地域の活性化について研究できる催しを今年度も企画していて、将来の活躍につなげたい考えです。

 市は大学のサテライトキャンパスの誘致につなげようと、大学生たちを招き、地方の活性化について研究する機会を提供しています。

 これにあわせ、地元の中高生がその学びに参加できる催しを4年前から行っています。

 これは、地域課題の解決策を考えたり学んだりすることで、将来、地元の活性化に力を発揮してもらおうという期待を込めています。

 これまで3年間で中学生9人、高校生19人が参加し、中心市街地の活性化策について研究してきました。

 今年度も協定を結んでいる武蔵野大学の大学生と教授たちが訪れ、研究することになっており、中高生たちはこれに参加します。

 今年度は研究が次のステージに移り、3年間かけて、若者の居場所づくりを探っていく予定です。

 8月5日からの5日間で、街なかでの調査やグループワークなどを行い、最終日は市民向けの報告会があります。

 鹿角市総合戦略室では、「参加者は地域の課題を考え、アイデアを出せるようになっている。鹿角を楽しみたい、地域を面白くしたい意欲のある中高生に参加してほしい」と呼びかけています。

 この企画「かづの未来アカデミー」では、10人程度の参加者を募集しています。