目の前で熱演が見られる小坂町の芝居小屋の歌舞伎公演で、ことしの出演者が発表されました。三代め、中村又五郎と、歌昇、種之助の親子3人がそろい踏みします。
町が松竹を招き行っているこの公演は、明治時代から残る国重要文化財の観光芝居小屋「康楽館」で一流の歌舞伎を披露しようと、施設が復興した翌年の昭和62年に始まったものです。
東京では実現できない、役者の息づかいが聞こえるほど近い舞台で歌舞伎が見られるとあって、毎年のように札止めが続く人気で、施設にとって欠かせない一大イベントです。
ことしは11月2日と3日に開かれることが決まっていましたが、先日、出演者が松竹から発表されました。
ことし出演するのは、三代め、中村又五郎と、長男の歌昇、次男の種之助などです。
中村又五郎は康楽館の歌舞伎公演で昭和63年の第2回を皮切りに、平成25年の三代め襲名の公演など、これまでに6回訪れているなじみの顔で、今回は6年ぶりです。
また歌昇、種之助はともに6年ぶり、3回めです。
いっぽう、演目など詳細の情報は、今後発表されます。
康楽館では、「当代きっての人気役者による迫力の演技をご堪能ください」とアピールしています。