鹿角市は物価高騰対策などを盛り込んだ補正予算案をまとめ、23日に招集する臨時議会に提案することを発表しました。プレミアム付き商品券のデジタル版の発行などを見込んでいます。
市は16日、臨時議会を23日に招集することを告示するとともに、提案する議案を議会の運営委員会で内示しました。
そのうち総額9千万円あまりの一般会計の補正予算案には、国の物価高騰対策の交付金を活用した、市民、事業者の経済負担を軽減するメニューなどが計上されます。
主なメニューは、プレミアム付き商品券の電子マネー版となる「デジタルプレミアムペイ」の発行、飼料価格やトラック運送の燃料費に対する支援、エネルギー利用の効率化を図る事業などです。
またバス会社の路線の縮小を受けた、公共ライドシェアによるデマンドタクシーの実証運行の費用も計上されます。
公共ライドシェアは、市の支援を受けながら八幡平地区の住民組織が主体となる運行システムで、デマンドタクシーの実証運行の開始はことし秋が想定されています。
臨時議会は23日午前10時に開会します。