鹿角市の行政相談の窓口をPRするキャンペーンが行われ、「小さな困りごとでも気軽に利用してください」と呼びかけました。
行政相談は、役所の仕事や手続き、サービスに関する困りごとなどを受け付ける制度です。
鹿角市の定期相談所は、ほぼ月1回、市役所で設けられていて、総務大臣から委嘱された行政相談員などが対応にあたっています。
これをPRするキャンペーンが11日に毛馬内のスーパーで行われ、相談員と市、総務省の職員たち5人が、「小さな困りごとでも気軽に利用してください」「相談無料」などと書かれたチラシを買い物客などに配りました。
訪れていた錦木浜田の60代の女性は、「行政相談という窓口があるのを知りませんでした。困ったことがあったら利用したい」と話していました。
相談員によりますと相談の内容は、川のしゅんせつやクマの出没、電柱の位置、公衆トイレの問題など多岐にわたっています。
具体的な内容は、近所の人がえさを与えている野良猫に畑が荒らされているという問題や、空き家から伸びた枝で街灯がふさがれて、辺りが暗くて不安といったケースなどがあるそうです。
相談員の一人は、「一人で9つも悩みを抱えていた人や、泣きながら困りごとを訴える人もいます。行政相談をとおして世の中は変わるので、悩みや困ったことがある人はぜひ利用してほしい」と話しています。
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