プロジャンパーが子どもたちを指導 鹿角市

プロジャンパーが子どもたちを指導 鹿角市

 プロのスキージャンパーが子どもたちを指導する催しが鹿角市で行われ、参加した小中学生たちが貴重な機会を得ました。

 これは、東京美装グループスキー部が合宿で訪れている鹿角市の花輪スキー場で11日に行ったものです。

 プロ選手5人と監督、コーチなどが訪れ、地元の小中学生およそ10人を指導しました。

 小中学生たちがスモールヒルのジャンプ台を使って実際にジャンプを繰り返し、着地するたびにプロ選手たちが指導しました。

 この練習では、ジャンプ台の中間点で撮影した様子が着地後にすぐに見られる、プロの練習と同じ機器が使われ、小中学生たちを喜ばせました。

 プロ選手たちは小中学生たちに、踏み切りでの力の入れ方や空中での姿勢などを、動画を使って解説しました。

 現役の選手たちとあって、アドバイスは的確で、選手の目線に立ったものでもあり、小中学生たちはすぐにこつをつかんでいました。

 また、この春、ジャンプを始めたばかりの小学生2人も参加していて、プロ選手に「良かったよ」と声を掛けられると、「ジャンプめっちゃ面白い」と喜んでいました。

 参加した鹿角ジャンプスポーツ少年団の小学4年の女子団員は、「空中でも力を入れ続けるといいよと言われました。分かりやすいので、すぐやってみます」と話していました。

 プロ選手のなかには地元出身の宮﨑敬太選手(25)もおり、「自分も育ててもらった少年団で、子どもたちが頑張っていることがうれしい。子どもたちには、楽しく競技を続けてほしいし、自分もワールドカップ、オリンピックをめざします」と話していました。

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