鹿角市内のあちこちでピンク色に染まったモモ園が見られるなか、そのなかで心地よく作業する講習会が開かれました。
「かづの北限のモモ」のブランドをもつ鹿角市には、およそ56ヘクタールのモモ園があり、開花を迎えた今、鮮やかな光景があちこちで見られています。
9日は果樹農家のサポーターの養成講座が開かれ、受講したおよそ10人が、花を間引く作業を学びました。
花を間引くことで、一つずつの実に多くの養分がいきわたり、よりおいしくなるため、この時期の欠かせない作業になっています。
会場の鹿角市花輪級ノ木(しなのき)の「かづの果樹センター」のモモの花もちょうど満開となっていて、受講者たちはピンク色に染まった花のなかで心地よさそうに作業していました。
受講していた30代の女性は、「日ごろ建物の中で仕事をしているので、青空ときれいなモモの花の下にいるとさわやかな気もちになります。こうした作業もあるモモ農家に興味があります」と話していました。
講座を主催した鹿角地域果樹産地協議会では、「果樹農家はこの時期に、きれいな花と澄んだ空気の中で仕事ができます。この心地よさを味わえる農家、サポーターを一人でも増やしたい」としています。
鹿角市内の果樹園ではこのあとリンゴの花が咲き、白とピンクのかわいらしい姿が目を楽しませてくれます。
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