11日は母の日です。鹿角市花輪の生花店では、プレゼント用の商品作りが次々と行われています。
鹿角市花輪六月田の生花店ではことし、大型連休から注文が入り始め、終盤の現在は夜まで商品作りが続いているということです。
10日もスタッフたちが、予約を受けたアレンジメントや店頭販売用の鉢物などの準備に追われていました。
アレンジメントを作っていたスタッフは、花や葉物などをちょうどいい長さに切ったあと、花が長もちする液体に1本ずつつけてから、手際よくスポンジにさして、母の日らしい雰囲気の商品に仕上げていました。
母の日のプレゼントはかつて、赤やピンクのカーネーションの花束が定番でしたが、近年は、すぐに飾ることができ、また贈る相手のイメージに自由に合わせられるアレンジメントが特に人気だということです。
またこの店では、花に色のついた液体を吸わせて、鮮やかさを増す技術を使ったり、葉物をたくさん使用して花を引き立てたりすることにこだわっています。
いっぽう、物価高で花だけでなく、器やラッピングシートなどすべての仕入れ値が上がるなか、なるべく価格に転嫁しないように、花の管理を念入りに行うなどしているそうです。
「Florist(フローリスト)花まん」の代表、阿部純一さん(51)は、「最近は、ブルーや紫などの落ち着いた色も人気です。お母さんの好きな色や雰囲気を伝えてもらえれば、ぴったりのプレゼントを用意します」と話しています。
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