鹿角市18台、鹿角広域8台 受信料未契約の問題

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 全国の自治体で公用車のカーナビでNHK受信料の未契約、未払いが相次いで発覚するなか、鹿角市が18台、鹿角広域行政組合が8台でそれぞれあったと発表しました。

 カーナビの受信契約は、自家用車が世帯単位のいっぽう、事業用の車は受信機ごとの契約が必要とされていて、ことしに入って以降、全国で発覚が相次いでいます。

 鹿角市は、全国の報道を受けて今月上旬に市の公用車76台を調べたところ、テレビ放送が受信できるカーナビがある18台すべてが未契約だったということです。

 未契約だった公用車は、各課が業務で使っている普通乗用車のほか、大型バスもありました。

 いっぽう鹿角広域行政組合の先月下旬以降の調査では、公用車20台のうち、テレビ放送が受信できるカーナビが設置された8台すべてが未契約でした。

 未契約だったなかには救急車や消防車もありました。

 理由について鹿角市、鹿角広域行政組合とも、「受信機ごとに契約が必要という認識が不足していた」としています。

 今後の対応について市と組合は、「NHKと協議し、未払い額の算定後に支払う」「原則で、テレビ受信機能を撤去し、今後調達する公用車は受信機能のない機器を設置する」などとしています。