秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の平均感染者数は、前の週から増え、県全体のおよそ2倍の規模となっています。
急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、鼻水などの症状による、感染症の疑いがあるものです。
県が9日に発表した、今月4日までの1週間の感染症の発生動向です。
大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設での急性呼吸器感染症の平均感染者数は100.5人で、前の週から3%増えました。
県全体の平均のおよそ2倍の規模となっていて、県内に9つある保健所管内のなかで最も多くなっています。
そのうちインフルエンザの平均感染者数は9人で、前の週と同じ数となりました。
県全体の急性呼吸器感染症の流行は、定点の25の医療施設の平均感染者数が55.24人で、前の週から15%減りましたが、50人前後の状況が続いています。