小坂町は、町長選を控えて骨格予算にとどめていた当初予算に肉付けをする補正予算案をまとめました。観光コンテンツを企画する予算などが盛り込まれています。
町は、町長選挙を控えた3月議会に提案した新年度、令和7年度当初予算について、町民の生活に不可欠な事業や義務的な経費を主体とした骨格予算としていました。
その肉付けとなる補正予算案がまとまり、8日の議員全員の協議会で内示されました。
予算案は一般会計の総額が6千万円あまりで、当初予算とあわせた42億3千500万円あまりは、前の年度の当初予算と比べ8.1%多くなっています。
計上した予算のうち観光推進事業費600万円は、ワインと十和田湖観光を合わせた観光コンテンツの企画や、インバウンドのおもてなしの講座の開催、モニターツアーの実施、それに記事の発信など、事業の一連を大手旅行会社に委託するものです。
また旅客車両の修繕費430万円あまりは、町立の観光施設「小坂鉄道レールパーク」に保管しているディーゼルカー1台を修繕し、展示できるようにする経費です。
いっぽう、食品ロス削減に向けた実践セミナーの開催費60万円あまりは、資源循環の啓発事業として、環境計画に基づくセミナーを開催します。
このほか、防災での河川の護岸改修や、小学校の図書室へのエアコン設置などの予算が盛り込まれています。
この補正予算案は、15日に開かれる臨時議会で審議されます。