あす5日はこどもの日です。鹿角市のことし3月末時点の15歳未満の子どもの人数は2千224人で、市内の子どもの割合が人口全体のおよそ8%まで減るとともに、ほかの年代よりも早いスピードで減少しています。
市によりますと、ことし3月末時点の15歳未満の子どもの人数は、前の年より182人少ない、2千224人でした。
市内の人口全体における子どもの割合の推移をみますと、5年前から去年まで順に9.8%、9.7%、9.4%、9%、8.8%と減少が続き、ことしは8.3%になりました。
この水準が減っているのは、子どもがほかの年代の人口よりも減少幅が大きいことを表しています。
また前の年からの減少率はことし、この5年間でもっと大きい0.5ポイントになり、この水準が徐々に増えたことは、子どもの減少の加速を示しています。
いっぽう、20年前、平成17年3月末時点の15歳未満の人数は4千781人で、この20年間でその半分ほどの規模まで減りました。
子どもの減少の背景には、子どもを産む世代と、一人の女性が産む子どもの人数の減少があり、若者の定住や、子どもを産み、育てやすい環境づくりが欠かせなくなっています。
鹿角市総合戦略室では、「若い女性の転出の拡大に伴って婚姻数が減り、その先の出生数の減少につながっていることが課題になっている。若い人たちが鹿角で希望をもって、自分らしく暮らしていけるように、暮らしや職場の環境を磨きたい」としています。