2日昼前、鹿角市錦木の神社でクマが目撃され、その後も居すわり続けており、警察などが警戒にあたるとともに注意を呼びかけています。
市と警察によりますと2日午前11時ごろ、鹿角市錦木松ノ木の金精神社の床下にいるおよそ1メートルのクマが、近くで作業をしていた男性に目撃されました。
クマはその後も居すわり続け、警察では規制テープを張るなどして立ち入りを制限するとともに、周辺の住宅を回り、外出を控えるよう呼びかけました。
また市と猟友会が、ベニヤ板などでクマの通り道を限定したうえで、おりを設置して捕獲を試みています。
2日午後6時半の時点でクマは捕獲されておらず、現場では警察官がパトカー内で警戒にあたっています。
クマがいるのは、付近に住宅や店舗などがある集落の一角で、この近くで2日前にもクマが目撃されていました。
近くに住む60代の男性は、「以前はこの辺りにクマは来なかった。あす朝の犬の散歩が怖い」と話していました。
市では、「夜は見とおしが悪くなるので、近くに住む人は、家に入る時になるべくそばまで車で行き、周りをよく見て、大きな音を立ててから車を降りてほしい」「家などにクマが入らないようドアや窓のカギをかけてほしい」と呼びかけています。
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