急性呼吸器感染症の平均患者数、全県最多 大館保健所管内

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 秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の平均感染者数は、前の週から減りましたが、県全体の1.5倍の規模となっています。

 急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、呼吸困難、鼻水、鼻づまりのいずれかの症状があり、医師が感染症を疑うものです。

 県が1日に発表した、今月27日までの1週間の感染症の発生動向です。

 大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設での急性呼吸器感染症の平均感染者数は98人で、前の週から8%減りました。

 ただ、県全体の平均の1.5倍あまりの規模となっていて、県内に9つある保健所管内で最も多くなっています。

 そのうちインフルエンザの平均感染者数は9人で、前の週から1人増えて、6週連続の増加となりました。

 県全体のインフルエンザの流行は、定点の25の医療施設の平均感染者数が前の週から33%減って3.24人となり、6週ぶりの減少となりました。