秋田と青森にまたがる十和田湖の人気イベント「十和田湖湖水まつり」のことしの日程と概要が決まりました。バルーンランタンや花火で来場者を楽しませます。
ことしで60回めの節目の湖水まつりは、観光客を呼び込もうと地元の関係者でつくる団体などが開いているもので、ことしの内容が29日、報道機関に発表されました。
それによりますと開催日は、観光時期の平準化などを目的に以前から1か月前倒しした去年に続き6月第2週の土曜から2日間となる、14日と15日です。悪天候による順延日は翌週です。
メーンは、5年前から行っている、願いを込めたバルーンランタンの一斉のリリース、そして音楽と花火のショーです。
また、打ち上げ前にアナウンスをする「メッセージ花火」や、それらの幻想的な光景を湖から見られる「ナイトクルーズ」も設定されました。
そのほか、希望者によるパフォーマンスの披露や飲食の出店などもあります。
主催団体の一つ、十和田奥入瀬観光機構では、「十和田湖の国立公園への指定に尽力し、魅力を世に広めた明治の文人、大町桂月(けいげつ)の没後100年の節目です。変わらぬ十和田湖の美しさを、イベントをきっかけに多くの人に知ってほしい」としています。
去年の湖水まつり
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