「春スキー」も名物になっている鹿角市八幡平のスキー場では、大型連休を迎えて大勢が訪れていて、まだ1メートル以上残る雪の上を気もちよさそうに滑っています。
春スキーの最大の魅力は、ほかの多くのスキー場が終了しているなかでも雪遊びを楽しめることです。
鹿角市八幡平にある秋田八幡平スキー場は、標高が千メートルと高いことから、11月から春の大型連休までのロングシーズンの営業が自慢です。
28日は快晴に恵まれ、施設によりますと昼前には、合宿しているスキー部員やスノーボーダーのグループなどおよそ200人が訪れました。
そして温かい日差しと涼しい風の中で、気もちよさそうにシュプールを描いていました。
宮城県多賀城市の40代のスノーボーダーは、「この時期でもきれいなバーンで滑ることができるのが、ここの魅力になっている。滑っていると気もちがフリーになる心地よさをみんなにも味わってほしい」と話していました。
また青森市の50代のスキーヤーは、「ここは地元の八甲田よりもコースが広くて、開放感が抜群にいい。ロングシーズンの営業をしてくれているので、応援したい」と話していました。
スキー場の浅石敦幸(あつゆき)支配人は、「いつも来てくれる顔ぶれが多いので、気に入ってもらっていてうれしい。春スキーで、競技者たちには技術を高めてもらい、一般の人たちにも気もちよさを味わってほしい」と話しています。
ゲレンデの雪はこの日の朝の時点でおよそ1.4メートルあり、施設では大型連休最終日の6日までの営業を予定しています。
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