鹿角市長選、あす投開票 前新5人の激戦

鹿角市長選、あす投開票 前新5人の激戦

 失職に伴う鹿角市の市長選挙は、あす27日に投票が行われ、即日開票されます。地域の進む道について、有権者がどのような判断を下すかが注目されます。

 鹿角市の市長選挙に立候補しているのは、いずれも無所属で、届け出順に、
新人で、八幡平湯瀬の元市の議員、笹本真司氏、39歳
新人で、瀬田石石野のシステムエンジニア、奈良大氣氏、40歳
新人で、花輪下川原の元市の議員、金澤大輔氏、51歳
新人で、花輪西町の元文部科学省官僚、藤井陽光氏、77歳
前職で、花輪舟場町の関厚氏、71歳
の5人です。

 選挙戦最終日の26日も各候補が選挙カーで各地を巡り、最後のお願いを訴えています。

 今回の選挙は、職員へのパワハラが第三者委員会に認定された関前市長が、議会から2回の不信任を議決され、失職したことによるものです。

 このため、関前市長の市政運営に対する評価が最大の争点になっています。

 また、ことし1月に2万7千人台を割った人口の減少対策や、診療体制の縮小が続く地域医療の維持をどう進めていくかなどが問われています。

 鹿角市の市長選挙に5人が立候補したのは、昭和47年の最初の選挙の4人を超え、過去最多です。

 選挙管理委員会によりますと告示の前の日の有権者は、男性1万1千277人、女性1万2千550人のあわせて2万3千827人で、前回3年10か月前の市長選挙の告示の前の日に比べ2千236人減っています。

 投票はあす27日に市内7か所で行われ、午後8時から市記念スポーツセンターで開票されます。

 当落の発表について市選挙管理委員会は、午後9時半までにできると見込んでいます。

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