鹿角市の市長選挙は、当選者と2番めに多い得票の候補、次点者の2人で接戦になるケースがほとんどを占めています。過去の得票から今回の行方を探ります。
鹿角きりたんぽFMが、前回まで25年間の市長選、7回の結果について分析しました。
はじめに当選者と次点者の得票率の差ですが、20ポイント以上開いたのは1回だけで、この選挙は結果の観測が事前に広がっていた特異なケースでした。
ほか6回は、10ポイント台の差が4回、一けた台が2回と、接戦ばかりです。
こうして大差がついたケースがほとんどない市長選挙にあって、今回の行方が注目されます。
また、4回は3人の立候補者で争っていましたが、そのすべてで当選者と次点者が接戦なのに対し、3番めの得票の候補は票差を大きく離されていました。
今回は、5人が立候補しています。
いっぽう、当選者の票数を単純に並べますと、前回からさかのぼる順でそれぞれおよそ、9千300票、9千300票、1万千票、1万千票などとなっています。
これらは立候補者が2人と3人の選挙であって、5人が立候補している今回とはまったく状況が違っており、見とおしがつきにくいものになっています。
このほか、現職が立候補した選挙は5回ありますが、うち4回で現職が勝利し、新人が勝ったのはわずか1回です。
今回は、その現職にあたる前職が、新人4人と争う構図になっています。
選挙結果は、27日夜に判明します。