鹿角市の市長選挙で、投票の棄権や不正の防止などを呼びかけるキャンペーンが行われました。
これは、鹿角市の明るい選挙推進協議会が23日まで2日間、行ったものです。
22日は、参加者およそ10人が毛馬内のスーパーの店頭に立ち、「すすんで投票しましょう」「寄付禁止のルールを守りましょう」などと書かれたグッズを買い物客たちに配りました。
今回の選挙は鹿角市で初となる、市長の失職に伴うもので、市政の混乱が続いており、選挙が重要な機会になっています。
いっぽうで、そうした混乱への嫌悪感や市政へのあきらめの声も聞かれ、投票率への影響が懸念されます。
訪れた70代の女性は、「選挙は町にとって大事な場面だと思いますが、若い人が投票をしないという話を聞きます。あきらめればだめだよと教えています」と話していました。
鹿角市明るい選挙推進協議会の敦賀三郎会長(83)は、「自分の一人の投票では、何も変わらないという声も聞きますが、一人一人の積み重ねが、町にとって大きな力になります。町を動かす人を応援する1票を投じてほしい」と話しています。
市選挙管理委員会によりますと、期日前投票は4日めの24日午後5時までに3千772票を受け付けていて、前回の同じ時点をおよそ22%上回っています。
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