急性呼吸器感染症、県平均の2倍 大館保健所管内

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 秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、前の週から定点調査の対象になった、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の平均感染者数は、前の週から減りましたが、県全体の2倍の規模となっています。いっぽう、新型コロナの感染者の確認が、ようやくゼロになりました。

 急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、呼吸困難、鼻水、鼻づまりのいずれかの症状があり、医師が感染症を疑うもので、感染症法施行規則が改正され、定点で把握する疾患「5類感染症」に追加されました。

 県が24日に発表した、今月20日までの1週間の感染症の発生動向です。

 大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設での急性呼吸器感染症の平均感染者数は106で、秋田県全体の平均の2倍あまりとなっています。

 そのうちインフルエンザの平均感染者数は8人で、前の週の1.6倍に増えて、5週連続の増加となりました。

 またインフルエンザは県全体でも、定点の25の医療施設の平均感染者数が前の週の1.2倍の4.8人となり、5週連続の増加となりました。

 いっぽう管内の新型コロナの感染者の確認が、ようやくゼロに達しました。