27日に投票が行われる鹿角市の市長選挙で、立候補者たちの主張を掲載した広報誌が発行されました。有権者にとって判断材料の一つになりそうです。
市長選挙に立候補しているのは、いずれも無所属で、届け出順に、新人の元市の議員、笹本真司候補。新人のシステムエンジニア、奈良大氣候補。新人の元市の議員、金澤大輔候補。新人の元文部科学省官僚、藤井陽光候補。それに前の市長の関厚候補の5人です。
22日には、「選挙公報」と呼ばれる広報誌の配布が始まりました。
1万2千500部が作られ、市の広報が配付されている世帯に、投票日の2日前までに配られるとともに、市の施設や福祉施設などにも備えられます。
紙面には立候補者たちが選挙管理委員会に提出した原稿が、抽選で決まった順に掲載されています。
書かれているのは、抽選で決まった掲載順に、関候補は、「市政改革の続行、北東北に輝く鹿角市を」と銘打つとともに、市民との対話、交流を盛んにすることなどを掲げています。
藤井候補は、「経済危機の鹿角に緊急の経済・子ども対策、そして大学設立」と記したうえで、経済と子ども対策を緊急で見直すなどとしています。
笹本候補は、「活気と対話のある市政を土台に鹿角の未来を力強く描く」と掲げ、国内外から投資されるまちを見すえているなどとしています。
奈良候補は、「透明でクリーンな市政をめざす」などと訴えるとともに、公約の隠れ教育費の実質無償化をめざすことなどを強調しています。
金澤候補は、「一人一人が歩み寄り、一人一人の一歩の挑戦が鹿角を変える」などと訴え、笑顔あふれるやさしいまちというビジョンを示しています。
市選挙管理委員会によりますと、期日前投票は2日めの22日午後5時までに千221票を受け付けていて、前回の同じ時点をおよそ30%上回っています。
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