鹿角市の議員選挙の期日前投票が始まり、有権者たちが早々と投票所を訪れ、一票を投じています。
期日前投票は、投票日に仕事やレジャーなどで投票所に行けない人が事前に投票できる制度です。
利用する人が選挙のたびに増えていて、前回4年前の鹿角市の市長選挙では、投票した人全体の48%に上りました。
鹿角市の7か所ある投票所は、期日前、当日とも、住んでいる地域に関わらずどこでも利用できる「共通投票所」に設定されています。
受け付け初日の21日、市役所の投票所には、働き盛りの世代の人や高齢の人などが訪れ、意中の人の名前を書いた投票用紙を投票箱に入れていました。
50代の女性は、「若い人が市外に出て行っているし、共働きの家でも子育てが経済的に厳しいと話す人が周りに多くいます。そうした政策を充実してほしい」と話していました。
また70代の女性は、「今、鹿角市の人たちの思いが、ばらばらになっていると思う。みんなの意見を尊重してくれる人に、市長になってほしい」と期待していました。
鹿角市選挙管理委員会によりますと、初日の21日午後5時までに436票を受け付けていて、前回の同じ時点をおよそ24%上回っています。
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