鹿角の名所もいよいよ開花 ことしの桜

鹿角の名所もいよいよ開花 ことしの桜

 各地の花の便りが届くなか、鹿角市の桜の名所、花輪の桜山公園などで開花が始まりました。平年より2日ほど遅い開花です。

 市は、市内の名所5か所で桜の開花状況を定点観測していて、そのうちいずれも花輪にある米代川河川敷、桜山公園、アメニティ運動公園の3か所で21日昼、開花したと発表しました。

 そのうち桜山公園はソメイヨシノを中心におよそ200本の桜が植えられていて、21日昼前、ところどころの木で5輪、10輪と花が開いていました。

 ことしは、去年より7日、平年に比べ2日それぞれ遅い開花になりました。

 公園の環境整備をしていた作業員の男性は、「朝はそうでもなかったのに、この2、3時間で急に花が開いた。週末あたりが見ごろになるかもしれない」と話していました。

(写真はクリックすると見られます)

 いっぽう、米代川の河川敷は、およそ1キロにわたって60本ほどの桜が植えられていて、21日昼、早咲きの木で前の日まで見られなかった花が多く開いていました。

 ことしの開花は、去年より8日、平年より3日それぞれ遅くなりました。

 川岸で休んでいた80代の男性は、「やっと春になって、これからは山菜が採れる。満開の桜も見たい」と話していました。

 雪深かった冬から本格的な春へと季節が移った鹿角は、このあとモモ、リンゴへと、可れんな花のリレーが続きます。