新人の藤井氏、事務所開き 鹿角市長選

新人の藤井氏、事務所開き 鹿角市長選

 20日告示される鹿角市の市長選挙に立候補することを表明した新人の藤井陽光氏が、事務所開きの催しを行い、当選を祈願しました。

 藤井氏の事務所開きの催しは、花輪川原町に設けた選挙用の事務所で12日行われました。

 3人の元市の議員などおよそ20人が出席し、神事で当選を祈願しました。

 藤井氏は神事のあと、支持者たちを前にあいさつし、「経済的な落ち込みが激しく、何としても再建しなければいけない思いで決心した。市民の皆さんと一緒に、新しい鹿角市をつくっていきたい」と話しました。

 藤井氏は花輪西町に住む77歳。文部科学省の高等教育局視学官などを経て、政策などを勉強する市民グループ「鹿角文化経済未来研究会」の代表を務めるなどしています。

 「鹿角市の人が少なくなり、このままいくと消滅都市の候補になってしまう。10年、20年と鹿角市が残るようにしたい」とし、1月31日に立候補を明らかにしました。

 今月8日の記者会見では、大学の設立をめざしつつ、経済対策と子育て支援策を緊急的に取り組む公約を公表しました。

 現在は、ホームページやチラシで政策の浸透を図るとともに、19日までに2回の政策説明会を開くことにしています。

 20日告示、27日投票の鹿角市の市長選挙には藤井氏のほかに、前職の関厚氏(71)、ほかいずれも新人の元市の議員、金澤大輔氏(51)、元市の議員、笹本真司氏(39)、システムエンジニアの奈良大氣氏(40)も立候補を表明しています。

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