待ちわびた人たち早速プレー 小坂町のパークゴルフ場

待ちわびた人たち早速プレー 小坂町のパークゴルフ場

 冬の間休業していた小坂町のパークゴルフ場が再開し、待ちわびていた人たちが早速訪れ、久々のプレーを楽しんでいました。

 パークゴルフは、幅広い年代が簡単に楽しめるように考案されたスポーツで、一般的なゴルフよりも小さいコースと、大きさがおよそ1.5倍のボールでプレーします。

 鹿角地域では10年ほど前から各地にコースが整備されていて、内外から愛好者たちが訪れて楽しんでいます。

 このうち小坂町館平(たてたい)にあるパークゴルフ場では13日に冬の休業が明け、待ちわびたと言わんばかりに、午前9時のオープンにあわせておよそ40人が訪れました。

 コースに出た人たちは、パークゴルフ専用のクラブを振り、ボールの行方に一喜一憂しながら久々のプレーを楽しんでいました。

 町内の男性は、「ことしで88歳だけれど、話をしながらわいわいプレーできるところが一番楽しい。ことしも週5日は来たい」と笑っていました。

 また町内の80代の女性は、「たくさん歩いて健康的だし、芝生の上を歩くから腰やひざも痛くない。小坂の高齢者の医療費が低いのは、きっとここのおかげ」と話していました。

 町教育委員会によりますと、去年は前の年より1割ほど多い、延べでおよそ8千人が利用しました。

 施設では、「平坦なゴルフ場と、年配の人にはきつい、勾配の多いゴルフ場の間なので、利用しやすいと喜んでもらっています。仕事のように週6日来る人や、雨の日にかっぱと長ぐつでプレーしている人もいます」と話しています。

 この施設「みんなの運動公園パークゴルフ場」は、ことしも11月18日まで、お盆を除く毎日オープンする予定です。

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