子どもを見守る「声かけ運動」 鹿角市

子どもを見守る「声かけ運動」 鹿角市

 地域の大人たちが通学路に立ち、子どもたちにあいさつをしながら登校を見守る鹿角市の活動が、今年度も始まりました。

 これは、人同士のふれ合いを地域に根づかせて、子どもが事故や犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、地元の青少年育成団体が呼びかけている「声かけ運動」と題した活動です。

 鹿角市独自の運動として長年続いていて、今年度の活動日も、長期の休みがある8月と1月を除く毎月上旬に設定されました。

 初回の10日、各地区で一斉に行われ、交通安全団体や老人クラブの会員などが、午前7時台に通学路や校門の前などに立ち、登校してきた子どもたちとあいさつをしました。

 そのうち小学生と中学生が通る花輪組丁の交差点には舛屋修美(なおみ)副市長などが立ち、「おはようございます」と声をかけていました。

 登校する子どもたちのなかには、入学式翌日で初登校となった小学1年生の姿もあり、小さな背中にピカピカのランドセルを背負い、元気にあいさつをしていました。

 移住以降、2年半ほど市内の子どもたちを見守ってきた舛屋副市長は、「鹿角の子どもたちはあいさつをよくしてくれるし、横断歩道でお礼のおじぎをしてくれると、とてもかわいく思います。まっすぐに育ってほしい」と話していました。

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