前職の関氏が事務所開き 鹿角市長選

前職の関氏が事務所開き 鹿角市長選

 来月の鹿角市の市長選挙への立候補を表明している、前職の関厚氏が事務所開きの催しを行い、出直し選挙に向け準備を進めています。

 関氏は選挙用の事務所を花輪扇ノ間に置き、27日、事務所開きの催しを行いました。

 出席したおよそ30人とともに、神事で選挙の勝利を祈願しました。

 そして支持者を前に、「まだ種まきの段階。種から花が咲くよう頑張っていきたい」と意欲を示しました。

 関氏は花輪舟場町に住む71歳。林野庁の中部森林管理局長などを経て、4年前の市長選挙に初めて立候補し、当時の市長などが支援する新人候補を破って初当選しました。

 自身の職員へのパワハラ問題が明らかになり、今月21日、議会で2度めの不信任が議決され、失職しました。

 出直し選挙に向けて26日には報道陣に政策を発表し、最も取り組みたいことに市政の改革を示し、また公約には、1期めとほぼ同じ、市民との対話や、県、隣県、国とのパイプの強化などを挙げています。

 来月20日告示、27日投票の鹿角市の市長選挙にはほかに、元市の議員、笹本真司(ささもと・しんじ)氏(39)、元文部科学省官僚、藤井陽光(ふじい・ようこう)氏(77)、元市の議員、金澤大輔(かなざわ・だいすけ)氏(51)、広告代理店経営、奈良大氣(なら・たいき)氏(40)も立候補する意向を示しています。

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