前職の関氏が政策を発表 鹿角市長選

前職の関氏が政策を発表 鹿角市長選

 来月20日に告示される鹿角市の市長選挙への立候補を表明した前の市長、関厚(せき・あつし)氏(71)が政策を発表し、市政の改革などを挙げました。

 26日、花輪舟場町の自宅で取材に応じ、立候補の理由については、「1期めの公約の課題が残っている。市政の中を改革していくことが自分に課せられた使命だ」と述べました。

 最も取り組みたいことについても市政の改革を挙げ、「前市長時代の部分があったと私は思っている。負の遺産の解消が難しかった。後戻りしないように取り組んでいきたい」と持論を展開しました。

 政策的な公約には、市民との対話や、医療、福祉の充実など、1期めと同じものを挙げ、「一つ一つ積み重ねてきた。さらに続けていく」と説明しました。

 なかでも県、隣県、国とのパイプの強化が重要だとし、「各市町村などと連携できた部分を活用していく。そのなかで鹿角の経済、産業の底上げを図っていく」との構想を話しました。

 それら政策の実行で欠かせない、自身のパワハラで失った職員の信頼の再構築に向けては、「市役所をどう変えていくかを、職員に説明していくことが大事だと思った。前市長の流れが大きいと私は思っており、自分も気をつけながらきちっと説明していきたい」と話しました。

 市長選挙には関氏のほか、元市の議員、笹本真司氏(39)、元文部科学省官僚、藤井陽光氏(77)、元市の議員、金澤大輔氏(51)、それに広告代理店経営、奈良大氣氏(40)も立候補する意向を示しています。

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