新1年生に安全グッズを贈呈 鹿角地域

新1年生に安全グッズを贈呈 鹿角地域

 この春、小学校に入学する子どもたちを守ろうと、鹿角市と小坂町の新1年生全員に安全グッズが贈られることになり、贈呈式が行われました。

 この寄贈は、地元のパチンコ店の組合と高速道路の管理会社、それに交通安全協会が合同で毎年行っているものです。

 この春、鹿角市と小坂町の7つの小学校に入学する156人全員に対し、防犯ブザー、反射材、それに交通標語が書かれたグッズが贈られることになりました。

 その贈呈式が26日、鹿角警察署で行われました。

 寄贈した団体の一つ、鹿角地区遊技場組合の高島龍秀(りゅうしゅう)組合長は、「全国各地で児童、生徒が被害に遭う事件、事故が発生している。児童の安全を守りたい」と述べました。

 式にはこの春、小学校に入学する子どもたち5人が代表で出席しました。

 子どもたちは緊張した様子を見せていて、グッズを受け取ると、小さな声で「ありがとうございます」と話していました。

 そして式のあと、防犯ブザーを鳴らす練習が行われ、全員がしっかりとブザーを鳴らしていました。

 花輪小学校に入学する6歳の女の子は、「すぐにできました。音がうるさかったです」と話していました。

 鹿角警察署によりますと管内で去年1年間に、不審者の声かけなどの事案が3件あるいっぽう、子どもが大けがをしたり亡くなった交通事故はありませんでした。

 贈呈された安全グッズは、新学期に学校をつうじて新1年生たちに配られるということです。

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