鹿角市の新年度、令和7年度の当初予算案には、若者と女性の定着に向けた雇用・産業の創出をはじめとする人口構造の若返りや、脱炭素社会の実現、それに地域経済の早期回復などの事業が盛り込まれました。ほかの分野もあわせ、主な事業を紹介します。
鹿角高校の魅力化の取り組みを検討する先進地視察と、十和田高校の跡地の利活用を探る市民アンケートなどの事業費で140万円。
サテライトキャンパスの誘致をめざす事業で、これまでの学生の研究の呼び込みに加え、学部長を招いて市内の視察や市民講座を行ってもらう予算などで180万円。
交流センターの外壁改修や空調設備の更新などで3億9千600万円。
かづの厚生病院の診療体制の維持をめざす予算で9千万円。
不妊治療費の支援で新たに先進医療に要する費用と通院に対する助成金の追加など、妊産婦の支援事業で3千900万円。
農畜産物の直売事業者の販路拡大や商品開発などを支援する補助金など、農畜産物の販売促進事業で550万円。
市街地へのクマの出没を防ぐためのクリなどの伐採経費の継続など、有害鳥獣対策で3千100万円。
市民や事業者の太陽光発電や蓄電設備の導入を支援する補助金の継続で8千400万円。
市民や事業者がエアコンや照明などを二酸化炭素の削減で効果が高いものに更新する補助金の継続など、エネルギーの効率化に関する事業で2千万円。
女性と若者に魅力ある職場づくりの戦略策定などで890万円。
若者に人気の情報関連の企業が入居する「まちなかオフィス」の入居場所を増やす改修の設計で100万円。
十和田湖や小坂町中心部と鹿角市を結ぶ予約制乗り合いタクシーの運行開始など、観光アクセスの充実事業で3千万円。
消防団員の年額報酬と出動報酬を引き上げる、団員費で5千500万円。
小中学校のICTを使った授業で、ネットワーク速度の改善に向けた調査など、ICT事業の全般で3千600万円。
大湯環状列石で教育旅行の誘致をめざし、ドローンによる記念撮影や縄文食の提供を加えた大湯環状列石の活用事業で440万円。
それに、鹿角高校のスキー部、陸上部の生徒の下宿費用の支援の拡充を含む、スキーと駅伝のまちづくり事業で4千300万円が計上されました。