鹿角市の昔語りの会が、読書の推進で多大な功績を挙げたとして、全国表彰を受賞しました。
「鹿角民話の会どっとはらぇ」は、市が発行した、地元にまつわる伝説、民話の本などをもとに、会員たちが語りを身につけて各地で披露しています。
また10年ほど前からは、地元の読書感想画コンクールへの協力で市内すべての小学校を訪れて伝説、民話を語っており、地元の子どもたちが毎年ふれる機会を提供しています。
そうした活動が評価され、全国組織の読書推進運動協議会による全国優良読書グループ表彰を先月受賞しました。
19日は会の役員などが市役所を訪れ、関市長に受賞を報告しました。
北村正人(まさと)会長(73)は、「全国規模の受賞は初めてなので、発足からおよそ30年間の活動への評価に感謝しています」と話しました。
そして、「むがしっこの普及に一層取り組んでいきたいし、子どもたちが郷土に誇りと愛着をもつ活動にますます力を入れたい」と意気込んでいます。
関市長は、「永続的に頑張ってください」と話しました。
今回の受賞の副賞で図書カード2万円分を受け取っており、会では市の図書館に寄贈して、子どもたちの本の購入に役立ててもらうことにしています。
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