鹿角市二十歳のつどい、220人程度 初のスピーチ企画も

鹿角市二十歳のつどい、220人程度 初のスピーチ企画も

 鹿角市の「二十歳(はたち)のつどい」が来月開かれるのを前に、対象者の確認が行われていて、昨年度より50人ほど少ない220人程度と見込まれています。当日は初となる、各中学校代表のスピーチと、それに対する投票も予定されています。

 鹿角市は、成人式を引き継いだ二十歳のつどいを、3年前から、成人の日がある1月に開いています。

 対象者の代表でつくる実行委員会が、市内の中学校、支援学校の卒業の状況などを元に対象者の割り出しを進めていて、先月下旬に案内状を発送しました。

 ただ、中学校の卒業前の転出や高校以降の転入、また連絡先が不明なケースなど、案内状が届いていない対象者もいる可能性があるとして、事前登録を呼びかけています。

 対象は平成15年4月2日から16年4月1日までに生まれた鹿角市の出身者、在住者で、現時点で把握されているのは、前の年の同じ時期より50人ほど少ないおよそ220人です。

 催しは来月12日午後3時から、花輪の「コモッセ」で開かれます。またライブ配信が行われるほか、希望する保護者も入場できます。

 当日は、代表者のあいさつなどがある式典のほか、意見発表や、地元をアピールする特産品の抽選会、それに記念撮影などが予定されています。

 そのうち意見発表は初めての企画で、「私が住みたいまち鹿角」と題したスピーチを各中学校の卒業生の代表5人が行うとともに、そのどれに最も共感したかを出席者たちが選ぶ投票もあります。

 市では、「鹿角に愛着をもってもらえる場面も用意した。大人としての自覚、責任とともに、古里を愛し、貢献する気概をもってもらう機会にしてほしい」としています。

 昨年度のつどいの出席者は195人で、出席率は前の年度より5ポイントほど高い70.9%でした。

昨年度の「鹿角市二十歳のつどい」の様子
(写真はクリックすると見られます)