鹿角市の小学生たちが環境保全について調べて書き上げた壁新聞のコンクールで、表彰式が行われました。
このコンクールは、子どものころから環境保全の意識をもってもらおうと、環境づくりをしている市民会議が毎年開いているものです。
ことしは去年よりおよそ45%少ない74点が寄せられ、審査により最優秀賞など入賞7点などが選ばれました。
18日に尾去沢小学校で行われた表彰式には、入賞した2人に賞状と図書カードが送られました。
最優秀賞を受賞した5年、藤原悠華(はるか)さんの作品は、家族の再利用の数々に着目したもので、「物を捨てないで再利用すると地球にとってやさしいことがよく分かりました」などと書かれています。
近年の入賞作品がインターネットなどで調べた内容を書いているものが多いなか、藤原さんは身近な取り組みに目を向け、その意義を見いだす力が光っています。
藤原さんは、「自然が好きなので、地球を守る取り組みを知りたいと思っていました。私もしていきたい」と話しました。
またそろって入賞した兄の6年、寛汰(かんた)さんは、「物を大事にしようと、たまに二人で話しています」と言い、家族ぐるみの意識の高さもうかがえます。
主催した鹿角市快適環境まちづくり市民会議の宮野和秀会長(75)は、「コンクールが11回続き、作品のレベルがどんどん上がっている。将来に向けて、環境への意識を高める機会になってほしい」と話しています。
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