18日、鹿角市の女性宅に特殊詐欺の手口とみられる不審な電話があり、警察が注意を呼びかけています。
警察によりますと18日午前８時40分ごろ、鹿角市の70代の女性が自宅にかかってきた電話に出たところ、自動音声で、「ＮＴＴです。２時間後に電話が止まります。１番を押してください」とメッセージが流れました。
女性が１のボタンを押すとＮＴＴをかたる男が電話に出て、「あなたの名義の携帯電話が悪用されている。解約したければ、東京の警察署に電話をつなぐので、そこで相談してください」と言われたあと、東京の特殊捜査班をかたる男に電話が代わり、住所、氏名、生年月日、電話番号、家族構成などを聞かれたため女性は断り、「警察に電話する」と話すと電話が切れました。
女性に被害はありません。
警察では特殊詐欺とみて捜査するとともに、「個人情報を聞き出すのは特殊詐欺の手口です。すぐに警察に相談してください」と呼びかけています。
また特殊詐欺の電話で、複数の相手で様々な役を演じて、信じさせようとしたり、不安をあおるのは、劇場型と呼ばれる手口であり、警察が注意を呼びかけています。