秋田の冬の観光を売り出す大型キャンペーンが始まるのにあわせ、鹿角市の駅では、観光列車の乗客をもてなす催しが行われました。
「誰と行く?冬の秋田」と題した観光の大型キャンペーンは、県と鉄道会社が企画したもので、1日から3か月間行われます。
その開始にあわせ30日と1日は、別のキャンペーンが行われている岩手と結ぶ仕立てで、花輪線での観光列車の運行が用意されました。
鉄道会社によりますと始発の59席のチケットは、1か月前の発売当日に売り切れたということです。
主要の駅で乗客をもてなす催しがあり、30日昼前、鹿角花輪駅のホームに特別仕様の車両が到着すると、地元の人たちが民俗芸能「花輪ばやし」を演奏しました。
降り立った人たちは、おはやしでの歓迎に喜びながら、手拍子を打ったり、雪がついた列車の前面を写真に撮ったりしていました。
東京都中野区から訪れた50代の男性は、「親子で鉄道が好きなので、この列車の花輪線での初運行を楽しみに来ました。湯瀬渓谷の雪景色がきれいでした」と話していました。
また長男の小学6年の男の子は、「去年デビューしたこの列車にずっと乗りたいと思っていました。ディーゼルの音が少し聞こえて格好がいい」と話していました。
このキャンペーンでは、冬の秋田を楽しむ500を超えるコンテンツが用意されています。
JR東日本秋田支社では、「冬の秋田は温泉、食べ物、スノーアクティビティーなど魅力がたくさんあります。ぜひ来て、楽しんでほしい」としています。
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