1時間半で精肉700キロ完売 かづの畜産まつり

1時間半で精肉700キロ完売 かづの畜産まつり

 ブランド牛肉「かづの牛」をアピールするイベントが鹿角市で開かれ、バーベキューや特売目当ての人が大勢訪れ、イベント用に用意した精肉がおよそ1時間半で底をつく人気ぶりとなりました。

 この「かづの畜産まつり」は、ヘルシーで、うま味が濃い赤身肉のかづの牛をアピールしようと、地元の畜産農家の組合が20日に花輪菩提野の市場で開いたものです。

 精肉の販売コーナーでは、最高級で、柔らかいヒレ肉や、1頭から20キロ程度しか取れないステーキ用のサーロイン肉など、およそ15種類の肉が特別価格で用意されました。

 組合によりますと、開始からわずか1時間半ほどで、イベント用に用意した精肉700キロほどが底をついてしまい、その後は通常販売用のものも出して対応したということです。

 訪れた家族連れなどは、バーベキューのコーナーで炭火焼を味わったり、串焼きや牛汁の露店に列をつくったりしていました。

 家族と親戚の5人でバーベキューを楽しんでいた20代の男性は、「かづの牛は、スペシャル感があっておいしいし、子どもたちが喜んで食べているのを見られて、うれしいです」と話していました。

 イベントではほかにも、電子競りシステムを使って、持ち寄った家電製品などを競り落とす催しや、子牛とふれあえるコーナーなどもあり、来場者たちが思い思いに楽しんでいました。

 主催した秋田県畜産農協鹿角支所の湊新吾所長(51)は、「これほど大勢にかづの牛のイベントを楽しみにしてもらえていて、うれしいです。友達との集まりや記念日、自分へのご褒美の日などにも味わってほしい」と話しています。

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