紅葉期の八幡平でキャンペーン 鹿角市

紅葉期の八幡平でキャンペーン 鹿角市

 国立公園の八幡平の魅力を体感してもらおうというキャンペーンが鹿角市側で行われ、紅葉狩りに訪れた人たちがガイドウオークなどを楽しみました。

 「まるごと八幡平体感観光キャンペーン」と題したこの催しは、八幡平を見て、体験して、癒されてもらおうと、市が20日に景勝地の大沼で行ったものです。

 無料で行われたガイドウオークは、大沼の散策路やブナ林の林道がコースです。

 周辺の紅葉は、ピークこそ過ぎたものの見ごろが続いており、参加した人たちは、赤いミズナラや黄色のブナが色濃く染まる中を気もちよさそうに歩きました。

 またガイドが、冬に訪れる水鳥や、落葉した木で見つけられるヤドリギなど、晩秋の見どころなどをていねいに紹介し、散策の楽しさをふくらませていました。

 千葉県浦安市から訪れていた40代の女性は、「テレビで八幡平の紅葉のきれいさを見て、いつか来たいと思っていました。その風景の中に自分がいて、魅力を聞きながら歩くことができて、気もちがいいです」と話していました。

 催しでは、電動アシスト付きのマウンテンバイクでのサイクリングや、鹿角の特産品の販売なども行われ、雪がちらついたこともあって、「みそ漬けたんぽ」が特に喜ばれていました。

 鹿角市産業活力課では、「この時期の八幡平は、きれいな紅葉を楽しめるだけでなく、温泉の気もちよさが倍増します。ぜひセットで魅力を体感してほしい」としています。

 八幡平ビジターセンターによりますと、八幡平の紅葉はことし、長く続いており、もうしばらく楽しめそうだということです。

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