コロナワクチンで独自助成へ 鹿角市

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 鹿角市は新型コロナワクチンで、高齢者と小児、妊婦などを対象にした助成制度を新たに設けました。

 新型コロナワクチンをめぐっては、国による無料接種の制度がことし3月いっぱいで終了しました。

 鹿角市は予防の重要性やニーズなどを踏まえ、インフルエンザなど一部の感染症、年代で助成制度を設けていて、公費による無料接種が終了した新型コロナについても設けました。

 重症化のリスクが高い人たちを該当者とし、定期接種の対象になる、65歳以上の人と、一部の慢性高度機能障害のある人。それに、生後6か月から12歳までの子どもと、妊婦も対象にしました。

 助成金は、高齢者など定期接種の対象者は、国の補助金の8千300円に、市の助成金2千500円が上乗せされます。

 小児と妊婦は、国の補助はありませんが、市が5千円を助成します。

 接種にかかる費用はそれぞれの医療機関が設定しますが、1万5千円から1万7千円ほどと言われています。

 助成を受けるための申請などは不要で、定期接種は県内の、小児と妊婦は市内、小坂町、大館市の、それぞれワクチンを取り扱っている医療機関で接種を受けると、差し引かれた金額が請求されます。

 助成の期間は来月1日から来年3月いっぱいまでですが、接種が受けられる時期は医療機関それぞれによります。

 鹿角市すこやか子育て課では、「制度が変わってから、ワクチンに関する問い合わせが続いている。年末年始など冬に感染が拡大するおそれがあり、制度を活用してほしい」としています。