秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内は、新型コロナウイルスの患者数が前の週から減りましたが、一定の規模が続いています。また手足口病の患者数が増え、警報が継続されています。
県が5日に発表した、今月1日までの1週間の感染症の発生動向です。
大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内で、定点に指定されている6つの医療機関での新型コロナウイルスの感染者は、前の週から減りましたが、減少幅は16%にとどまりました。
患者数は7月下旬以降、増加傾向となり、今回減少しましたが、一医療機関あたりの平均患者数は2週続けて5人以上となっています。
さらに、高齢者施設と2つの医療機関で集団発生が確認されました。
また、40度近い高熱とともに、口の中や手足などに水ぶくれの発疹ができる手足口病は、定点施設での患者数が前の週の2.3倍の32人に増え、警報が5週続けて出されました。
いっぽう県全体では、新型コロナウイルスの患者数は、前の週から12%減って645人となり、10週ぶりに減少に転じました。
ただ、社会福祉施設での集団感染は、前の週より4か所多い23か所で確認されました。