鹿角市の小中学生の剣道の道場のチームが、およそ600人が出場した東北大会の団体戦で頂点に立ちました。
鹿角市花輪のスポーツ少年団「楓凛館(ふうりんかん)鹿角道場」は、先月秋田市で開かれた第18回東北地区選抜内山杯争奪少年剣道錬成大会の小学5、6年生による団体戦の高学年の部に、3チームを出場させました。
団体戦は3人制で行われ、東北各地の189チーム、588人が出場していました。
鹿角の道場のAチームは、八幡平6年の浅石直尊(なおたか)選手、柴平小6年の豊田大和(やまと)選手、尾去沢5年年の松岡冬真(とうま)選手の3人で挑み、2回戦、3回戦、4回戦、そして5回戦と順調に勝ち上がりました。
準決勝では、大会で連覇中の秋田市のチームに接戦で勝ち、決勝戦へ駒を進めました。
決勝の相手は、各地の大会の勝負所で対戦しているライバルの秋田市のチームでしたが、先鋒の浅石選手が積極的に技を出し続けて先制し、続く中堅の豊田選手も、取り返そうと攻めてくる相手から逃げずに攻め返し、勝利を決めました。
そして大将戦でも松岡選手が終始攻撃的な剣道を展開し、優勝に花を添えました。
鹿角の道場は3年前のこの大会で、決勝で惜敗しており、うれしい初優勝です。
鹿角のほかの2チームは2回戦と3回戦で敗れました。
楓凛館鹿角道場の石坂雄太監督(35)は、「ことしのチームは技術的にはまだまだ未熟だが、持ち前のチームワークと、挑戦する気持ちを全面に出して、よく戦ってくれた。剣道が思い切りできる環境と、支えてくれる人たちに感謝し、さらに精進していく」としています。
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