立ち直りの支援を考える市民集会 鹿角市

立ち直りの支援を考える市民集会 鹿角市

 犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生に理解を深める運動の市民集会が鹿角市で開かれ、参加者たちが地域でできることなどを考えました。

 これは、全国で行われている「社会を明るくする運動」に関する市民集会で、14日、花輪の複合施設「コモッセ」には、保護司会や更生保護女性の会の会員などおよそ200人が集まりました。

 主催者のあいさつで関市長は、「安全で安心な地域づくりのためには、犯罪や非行から立ち直ろうとする人を受け入れ、社会で孤立しないように立ち直りを支えことが重要です」と協力を求めました。

 また、内閣総理大臣のメッセージを鹿角高校3年、佐藤結衣(ゆい)生徒会長が読み上げ、「多様な背景をもつ人たちが、お互いのことを理解しながら、ともに支え合うことができるようにしましょう」と呼びかけました。

 続いてあきた少年鑑別所の平川奈々統括専門官が講話し、近年の入所者の傾向として、反発姿勢が目だたないものの、対人関係をうまく結べていないケースや、近親者、交際相手に対する暴力が増えていることなどを挙げました。

 そして地域の人たちでできることにふれ、「地域に活動の場があるとか、話し相手がいる、自分を認めてくれる人がいるといったことは、非行や犯罪を完全に止められなくても、凶悪化や再非行、再犯を抑止できる可能性がある」と述べました。

 参加した70代の保護司の男性は、「立ち直りの支援では、地域の人たちが日ごろから接点をもつことが大事だと思う。就職や地域活動への参加をサポートできるといい」と話していました。

 法務省によりますと、検挙された人のうち再犯者はおよそ2人に1人、刑務所の出所後5年以内に刑務所に戻る人の割合はおよそ3人に1人となっており、犯罪の抑止では立ち直りへの支援が重要になっています。

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