知事と県民が意見を交換 鹿角地域

知事と県民が意見を交換 鹿角地域

 秋田県の知事と県民が意見を交わす催しが小坂町で開かれ、起業した人たちが提案や希望を知事に寄せました。

 毎年各地で開かれている知事と県民の意見交換会が11日、小坂町万谷の複合施設「七滝活性化拠点センター」で開かれ、小坂町と鹿角市で起業した5人がパネラーを務めました。

 小坂町十和田湖でアクティビティー体験を提供している会社の代表、川又伸文さん(49)は、「十和田湖へのアクセスが、鹿角市や十和田市からのイメージが強い。秋田市や大館市などからも来られる樹海ラインのルートをもっとアピールしてはどうか」と提案しました。

 鹿角市大湯のカーオーディオ専門店の代表、眞鍋雄次さん(44)は、「起業後の課題の一つに収入面がある。農業者には就農前に収入を得ながら研修できる制度があり、個人事業主向けにもほしい」と希望を寄せました。

 小坂町万谷のフクロウカフェの代表、鹿兒島瑞枝さん(52)は、「認可の更新のたびに、店を閉め、2時間以上かけて秋田市まで行って手続きをしている。ITを使うなどして改善してほしい」と求めました。

 いっぽう佐竹知事は、パネラーの「個人事業主は、時間もマンパワーも足りない」との声に対し、「どこかとコラボをしたり、ネットワークをつくってはどうか」と提案していました。

 パネラーたちは将来の展望なども披露しており、佐竹知事は、「若い人でなければ気づけない点などもあって、楽しみになった。いろいろな人の発想を組み合わせて、価値を広げてほしい」と期待を寄せました。

 いっぽうで佐竹知事は、パネラーから「図書館や郷土館などの公共施設が古くなっている。今のイメージにブラッシュアップすれば、心地よい場所になる」と提案されたのに対し、「この町は金がないんだな。貧乏なんだよ。小さい町は維持管理に悩んでいる」と述べました。

 他県の特産品を「貧乏くさい」と発言したこともある佐竹知事ですが、会場を訪れていた地元の男性は、「そもそもの問題をどう捉えるかだと思う。残念です」と話していました。


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